田舎に住むものです。 casually’s diary

とりあえず、軽やかな気持ちでやっていきたい。  賢い消費者でありたい。

ChromebookにQGISを簡単インストール。

先日、Chromebookにgimpをインストールしました。

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 おかげで、文章を書く際に貼り付ける写真の編集が随分楽になりました。
次は、linuxソフト系のGISソフト、QGISをインストールしました。QGISはフリーのGISソフトです。(Windows版、Mac版もあります。) 

 このソフト、有料ソフトと同等の機能を有する、優れたソフトだと思います。
私のHP Chromebook14aにもインストール出来ましたので、紹介したいと思います。
 まず、QGISのLinux環境でのインストール方法についてのサイトを表示します。(公式ページ)

https://qgis.org/ja/site/forusers/alldownloads.html#linux

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LinuxへのQGISインストールページ

 このページを下にスクロールすると、linuxでのQGISのインストール方法が記載されています。
 詳細は割愛しますが、インストールには、下画像の赤枠で囲まっれた部分のテキストをlinuxターミナルで打ち込むだけです。

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linux版のインストール方法画面

一応、ここにもコマンドを貼り付けておきます。

sudo apt install gnupg software-properties-common

 

wget -qO - https://qgis.org/downloads/qgis-2020.gpg.key | sudo gpg --no-default-keyring --keyring gnupg-ring:/etc/apt/trusted.gpg.d/qgis-archive.gpg --import
sudo chmod a+r /etc/apt/trusted.gpg.d/qgis-archive.gpg

 

sudo add-apt-repository "deb https://qgis.org/debian `lsb_release -c -s` main"

 

sudo apt update

 

sudo apt install qgis qgis-plugin-grass

 

(テキストのコピー、貼り付けについて:Chromebookでは、基本左クリックで範囲選択、右クリックでコピーなどの操作ですが、linuxコンソールでは範囲カーソルがアクティブ(点滅)状態で右クリックすると、貼り付けになります。)

 実際にやってみます。
まずChromebookのlinuxを起動します。
画面左下の2重丸をクリック、アプリの中のターミナルをクリックします。

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linuxのターミナル

 下のようなlinuxコンソール画面が表示されますので、赤枠のように、コマンドを記入、実行(Enterを押す)します。

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linuxコンソール画面(QGISのインストールコマンド入力画面)

と、いった具合にコマンドlinuxターミナルでコマンドを順に実行していくと、QGISインストールが実行されていきます。

※途中、Y/N(YesかNo)の選択を問わるので、Y(Yes)を選択(入力)します。

※インストールの実行には、数百MBのダウンロードが実施されますので、通信状況の良い場所で実施してください。 私の場合、光回線の環境でインストールに約1時間かかりました。

 インストール後、linuxターミナルのグループの中に、QGISデスクトップのアイコンが出来ていますので、クリックすると、QGISが起動します。

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QGISデスクトップのアイコン

 QGISの起動直後の画面です。

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QGISの画面

 以上で、インストールは完了です。
インストール直後は英語版ですので、日本語化します。
QGISのメニューのSetting >Option を選択します。

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QGISを日本語化 Setting >Option を選択

設定画面が表示されますので、

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日本語化設定画面

 設定画面の「User interface translation」で「日本語」を選択します。
次に同じ画面上の「Locate(numbers, date and currency formats)」で「Japanese japan(ja_JP)」を選択して、「OK」ボタンをクリックします。
そのあと、QGISのを一度閉じて、再度起動します。
再起動後、QGISは日本語化されています。

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QGIS日本語化後の画面(表示データは北海道の国勢調査範囲)

 上の画面で表示しているのは、フリーの北海道の地図(シェープ形式)データです。
統計GISのデータを使用して表示してみました。以下のリンクからダウンロード出来ます。

地図で見る統計(統計GIS)データダウンロード 国勢調査小地域

www.e-stat.go.jp

以上、ChromebookへのQGISインストールでした。